退院調整ルール

入院患者さんが在宅復帰し、ニーズに応じたケアが受けられるように、在宅療養支援チームを構成する「医療機関(退院支援チーム)」や「ケアマネジャー(介護支援専門員)」などが連携することを「退院調整」と呼びます。

南信州在宅医療・介護連携推進協議会では、圏域内の医療・介護関係者や行政、関係団体等と検討・協議を行い、患者さんが退院する際に切れ目なく必要な介護保険サービスを受けられるよう、「退院調整ルール」を作成しました。

「退院調整ルール」に該当する患者さんには、入院時から「連携シート(在宅患者基本情報共有書)」を用いて医療機関とケアマネジャー(介護支援専門員)が情報を共有し、退院に向けた話し合い(カンファレンス)や介護保険サービスの調整などを行います。

連携シート(在宅患者基本情報共有書)

「連携シート」は、退院調整ルールに該当する患者情報を多職種間で共有するためのシートであり、在宅療養支援の要となるシートです。

飯田下伊那診療情報連携システム「ism-Link」

複数の医療機関や介護関係事業者等の間で、必要な医療情報(薬、検査、X線などの画像等)を電子的に閲覧共有するシステムです。患者さんの同意のもと、このシステムの利用により地域の医療と介護の適正かつ円滑な連携を推進します。

ism-Link(イズムリンク)という愛称は、飯田の[i]、下伊那の[s]、medical(医療)の[m]と、それぞれの異なる施設間の医療情報を結びつける意味の[Link]を使った造語です。